あかりをつけましょ ろうそくに
おはなをあげましょ はすのはな
にしのそらまで ひびくこえ
いつでもみまもる 仏様
今月の法語は、三月の行事であるひなまつりのことを歌った童謡「うれしいひなまつり」の最初の歌詞をもじらせていただきました。
三月は卒業など人との別れの時期であり、新しい年度に向けてなにかと忙しい時期で自分自身のことで手一杯になってしまいがちな季節でもあります。自分自身のことばかりに集中してしまうと他からのまなざし、思いというものは気づきにくくなってしまうのではないでしょうか。そんな私たちのことをどんなときも変わらずみまもりつづけてくださる仏様がいらっしゃいます。その仏様こそ阿弥陀如来であります。
仏様の前にお供えする蝋燭とお花ですが、これらにはそれぞれ大切な意味が込められております。
蝋燭は仏様の智慧を表したお供えです。自分たちの思う通りに人生を歩みたいと願う心(煩悩)によって悩んだり苦しんだりする私たちのことを明るく照らしてくださる仏様のお姿が現されております。お花は仏様の慈悲を表したお供えです。どんな私たちであろうとも見捨てることはないという仏様のお心が表されております。その中で蓮の花は仏様の世界にも咲く、仏教の象徴ともいえる花であります。
三月には彼岸をお迎えします。この仏教の行事に際しまして、私たちの命の在り方、日ごろの生活を今一度振り返る機会としていただきながら、いつでも私たちのことを見守ってくださる仏様のお姿を思い浮かべ、蝋燭とお花を仏様にお供えをし、南無阿弥陀仏とお称えをしていただければと思います。
