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8月の法話(平成30年)

8月の法話(平成30年)

原文…浄土にてかならずかならずまちまゐらせ候ふべし(親鸞聖人御消息)
現代語訳:浄土であなたのおいでを必ずかならず待っております

「オズの魔法使」という物語があります。話の内容は,エムおばさん、ヘンリーおじさん、そして下働きのハンク・ヒッコリー・ジークとともにカンザスの農場に住む少女ドロシー・ゲイルは「虹の彼方のどこかに」よりよい場所があると夢見ている。彼女はトルネードに襲われて気を失った後、愛犬のトトや自分の家とともに魔法の国オズへ運ばれてしまう。そこで出会った北の良い魔女は「黄色のレンガ道をたどってエメラルド・シティに行き、オズの魔法使いに会えば、カンザスへ戻してくれるだろう」とドロシーに助言してくれた。旅の途中で彼女は(知恵が欲しい)知恵がない案山子、(心が欲しい)心を持たないブリキ男、(勇気が欲しい)臆病なライオンと出会い、ドロシーや彼らの思いを胸に、彼らと絆を深めながら旅をともにする。家へ帰る方法は「家が一番いい」と願うことであった。 ~ウィキペディアより~

ドロシーたちの旅の途中では,色んな困難が起こりますが,案山子,ブリキ男,臆病なライオンのそれぞれが特技や知恵を生かし解決していきます。そして最後に,それぞれの欲しがっていた知恵や,心や,勇気が,すでに備わっていたことがわかるという物語です。
 
原文の「浄土にてかならずかならずまちまゐらせ候ふべし」は,親鸞聖人晩年のものと思われるお手紙(御消息)の中に出てまいります。このご消息は門弟の疑問に対して書かれた回答の手紙であります。

この直前の文から現代訳にいたしますと,「この私は、いまはすっかり年をとってしまい、きっとあなたに先立って往生するでしょうから、浄土であなたのおいでをかならず必ず待っております。」という,非常に慈愛に満ちた言葉であります。ここには必ずや阿弥陀如来のハタラキで浄土往生させていただけるという親鸞聖人の揺るぎない思い,また,後から往生するものも必ずや浄土往生するものであるから再び出会えますよとの思いを感じます。

前述の「オズの魔法使」のドロシーや案山子,ブリキ男,臆病なライオンたちにそれぞれの求めていたものが備わっていたように,すでに私たちも阿弥陀如来の手立てによって浄土往生を約束されている身であればこそいえる言葉でしょう。

先だった方々を思えば、在りし日の面影を懐かしく思うとともに 言いようのない寂しさを覚える。
親鸞聖人は、お弟子に宛てた手紙の中で仰せになる。浄土にてかならずかならずまちまゐらせ候ふべし
再び会うことのできる世界がそこにある。今ここで、同じ信心をいただき、ともに阿弥陀如来の救いにあずかっている。だからこそ、かならず浄土に生まれて再び会える確かさを、今よろこぶことができる。
本願の教えに出あえた時、今ここで救われ、再び会うことのできる 世界が恵まれる。

~拝読 浄土真宗のみ教えより~


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