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2月の法話(令和3年)

2月の法話(令和3年)

一度のちかひが一期のちかいなり 一度のたしなみが一期のたしなみ

【蓮如上人御一代聞書】

月日の経つのは早いもので、あっという間に2月になりました。新型コロナウイルス感染症も拡大傾向にあり、なかなか収束の見通しも立ちません。

この病気はウィルス自体もそうですし、感染しても無症状の人も多いとも聞きますと、感染に対する私たちの不安は募る一方です。

その不安の正体とは、病そしてその後ろにある死ではないでしょうか。

もともとこの世に生まれてきた以上病も死も避けては通れないことなのですが、いつの間にか私たちの思うように何でも思い通りになるかのような錯覚に陥っていたのかもしれません。

その意味では、この感染症は私たちの錯覚に歯止めをかけたのかもしれません。

お釈迦さまは「人生は苦なり」と教えて下さっていますが、苦とは苦痛という意味よりも「思い通りにならないこと」を意味しています。

冷静に考えると確かに私たちの人生とはまさに思い通りにならないのですが、巷にあふれる様々な情報やひいては宗教までもが、この事実を覆い隠して、あたかも「なにもかも思い通りになる」という錯覚を私たちに強いているようにも思われます。

今回紹介したこの法語には、後に言葉があります。「そのゆえは、そのまま命をはれば一期のちかいになるによりてなり」と続きます。

思えば、私たちにとって与えられている時間は今だけです。まだ先のことであると思って油断をしていると大変なことになります。共に生きてきた方々と必ず別れが来ます。だからこそ今、この時に精一杯に思いを尽くさなければと思います。

思い通りにならない人生を生き、死の不安を抱え時には隠しながら生きていく存在である私たちに「どんなことがあっても大丈夫、必ず救うよ」と抱き続けて下さる阿弥陀さまに抱かれながら精一杯歩んでいきましょう。

「過去を追わざれ 未来を願わざれ 過去はすでに過ぎ去れり 未来はいまだ来たらず。いまここをよく観察して、なすべきことに努力せよ」  「原始経典」仏陀の言葉より


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