家族と違う名前の位牌
家族と違う名前の位牌
同じ家に名前に違う位牌を置いてもいいものでしょうか
同じ家に名前が違う(姓が違うということでしょう)人の位牌やお骨 を一緒にしたらいけないのではないかということはしばしば聞きます。けれども、浄土真宗の教えの上から考えると「一緒にしてはいけない」という根拠はどこにもありません。昔の、家制度の名残などがそのような考え方を今日に残しているのではないかと思います。
私には二人の親がいて、その親にはまた二人の親がいます。私から見ると姓の違う四人の人がいて、私のいのちがここに生まれてきました。さかのぼればさかのぼるほど、姓の違う先祖の人は多くなります。
先祖の方々を敬慕し、また自分のいのちをしっかりと見つめていくために残されている記録(位牌)を持つならば、姓が違う人があることが当たり前だと考えてよいのでしょう。