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今月の法話(令和元年)

今月の法話(令和元年)

本当に知ってる?

原文:善悪の字しりがおは おおそらごとのかたちなり    【正像末和讃】
現代語訳:よしあしという文字を知らない人はみんな、真実の心を持った人です。善悪の文字を知ったかぶりして使うのは、かえって大嘘の姿をしているのです

数年前までは10月10日が体育の日でしたが、今年は10月14日が体育の日です。
法要の中で、「数年前まで1月15日は何の日でしたか?」と質問したら、すぐに「成人の日」と答えが返ってきました。それでは、「今年の成人の日はいつでしたか?」という質問には答えはありませんでした。今年の成人の日は1月14日、来年の成人の日は1月13日です。

2020年は東京オリンピックの年です。そのために祝日も少し移動があります。開会式の前日の7月23日(木)が海の日(例年は7月第3月曜日)で祝日に、開会式当日の7月24日(金)がスポーツの日(例年は10月第2月曜日で体育の日)で祝日になり、25日(土)と26日(日)と続いて四連休となります。この年は7月にスポーツの日が来ますから10月に祝日はありません。

2021年になりますと7月の第3月曜日に海の日、10月の第2月曜日にスポーツの日がまた戻ります。

このことは出勤中の車の中でラジオ放送を聞いており、その後インターネットで調べた知識です。そこには知り得た情報をどうしても自慢したい、ひけらかしたい私がいます。言葉を悪くすれば、くだらないことだとは分かっていてもどうしても口から出したくなる私がいます。

昔テレビで『知ってるつもり?!』という番組がありました。私も好きで見ておりましたが、その番組名通りに自分の常識(知識)と思っていたことが実は間違っていたことがあり、本当に『知ってるつもり?!』で思い違いに恥じ入ることがありました。善悪の基準は、時代によりまた取り巻く環境などにより大きく変化します。その中で私たちが何よりも確かなものと思いがちな自己は、結局のところ自らの思いを離れることの出来ないものです。だからこそ、自分にとって都合が悪いことになると、そのことを受け入れることなど到底出来ないものなのです。

親鸞聖人は私たちが、何が善いことで、何が悪いことであるのかをあたかも知っているような顔をして生きていることは、それこそは大嘘つきのすがたであると言われたのです。阿弥陀さまが善であるとされるものが善であり、悪とされることが悪であると親鸞聖人は言い切っておられます。歎異抄に「善悪のふたつ、総じてもつて存知せざるなり。そのゆゑは、如来の御こころに善しとおぼしめすほどにしりとほしたらばこそ、善きをしりたるにてもあらめ、如来の悪しとおぼしめすほどにしりとほしたらばこそ、悪しさをしりたるにてもあらめど、煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、よろづのこと、みなもつてそらごとたはごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておはします」と、ある通り、親鸞聖人の善悪の基準は、「如来」すなわち阿弥陀さまなのです。念仏こそが真実であるということなのです。


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